必要なスピードで行わなければ、ビジネスの成果が生まれない理由

あなたは、

「ビジネスにはスピードが大事」

という言葉を、
何度か聞いたことがあるのでは
ありませんか?

 

「ビジネスにはスピードが大事」

という話をしても、
次のように言う方がいらっしゃいます。

「スピードが大事なのはわかるけど、
私には小さい子どもがいるので、
自分のペースでコツコツやります」

と。

 

あなたは、
いかがでしょうか?

何か習いごとを行うのであったり、
ボランティア活動を行うのであれば、

「コツコツやります」

でもいいかもしれません。

しかし、ビジネスにおいて、

「コツコツやります」

では、

「0円の価値」

にしか、
ならないことがあります。

このようにお話しするのには、
理由があるのです。

たとえ話でお伝えいたします。

2012年5月21日、
何があった日だか、
覚えていますか?

この日の早朝、
日本中のあらゆる所で多くの人が、
太陽を眺めた、あの日です。

そうです、
金環日食の日です。

kinkanmoon.jpg
ニュースやユーストリームなどでも
日食の様子が映し出され、
まさに国内中が
天体ショーフィーバーとなりました。

あなたも実際に、
金環日食を眺めたのでは
ないでしょうか。

金環日食を眺めるためには、

「あるもの」

が、必要でした。

その

「あるもの」

とは?

そうです、

「金環日食グラス」

です。

2012年5月21日の早朝、
みなさんは、

「金環日食グラス」

を片手に、
太陽を眺めていたのです。

kinkan.jpg

さて、この金環日食グラスを、
ビジネスの観点から見てみましょう。

2012年5月21日以前、
金環日食グラスは、
バカ売れしていました。

日食グラスを販売した
「ビクセン」という会社では、
このフィーバーに合わせて
200万個の日食グラスを
販売し切りました。

この事例は、
まさに「時機」を
捉えたものでありました。

欲しいモノを
欲しいときに
欲しい人の目の前にポンとおく

コレが出来ているから、
単価2,000円ほどの商品が
短期間でまとめて販売できたのです。

結果、チャンスをモノにし、
売上40億円をたたき出したのです。

 

さて。

 

金環日食グラスは、
とても数多く売れた、
人気商品でした。

 

過去に人気があった商品だった
と、いうことをふまえ、
ひとつおうかがいいたします。

 

あなたは今、
金環日食グラス、
欲しいですか?

 

 

「いらない」

と、思われるのでは
ないでしょうか。

yesno.jpg

なぜなら、

金環日食グラスを使う機会がないから

ですね。

 

つまり、

「金環日食グラスの価値は、
2012年5月21日を境に、
大きく激減してしまう」

ということです。

金環日食グラスのメーカーが、

「自分のペースで
がんばって準備してきましたが、
販売開始が2012年5月21日に
間に合いませんでした」

と、いくらうったえても、
ユーザーには関係ないのです。

「金環日食を見る日までに、
金環日食グラスが欲しい」

これがユーザーの気持ちなのです。

時とチャンスを失ってしまうと、
一銭の価値もなくなってしまう

ということですね。

 

ビジネスにおいては、

自分のペースで
コツコツやって、
どれだけがんばったとしても、
時を逸していまったせいで、
得られる利益はゼロ。

ということは、
往々にして起こりうるのです。

 

ビジネスには、

「時とタイミング」

があるのです。

 

もし、どんな病気も、
治せてしまう治療薬が開発されたら・・・。

治療家というシゴトはなくなるでしょう。

もし、法律が変わり、
規制が厳しくなったら・・・。

今のビジネスを行うことが、
できなくなるかもしれません。

もし、IT技術が飛躍的に発展したら・・・。

自分で自分の家を設計できるようになり、
設計士というシゴトは
なくなるかもしれません。

世の中のスピードは、
想像できないくらいに速いのです。

チャンスの時期は、
思っている以上に短いのです。

だからこそ、

「自分のペースではなく、
時代の流れに合わせたペース」

が、求められるのです。

 

ですから、

「クチコミでシゴトが舞い込むシカケ」

においても、

“時代の流れに合わせた上で”

自分のペースで
行う必要があるのです。

 

オリンピックの選手生命と同様、
自身の起業家生命も、
1日1日短くなっている事実を、
真摯に受け止めたいですね。

 

もし、時代の流れに合わせた上で、
自分のペースを作り上げることができたら、
以下のことを意識してみてください。

1日の遅れは、1週間の遅れである!
1週間の遅れは、1ヶ月の遅れである!
1ヶ月の遅れは、取り返しはつかぬ!

あなた日々の考動は、
時代の流れに合わせた、

自分のペースで行えていますか?

この記事を書いた人

デジタルマーケター。客単価を上げながら高確率でお客様から選ばれる「シェアマーケティング」の開発・提唱者。
個人起業家が取り扱う商品をリニューアル・リポジショニングし、「他では買えない唯一無二の商品」へと生まれ変わらせるビジネスプロデューサー。
早稲田大学人間科学部卒業後、マンションデベロッパー、保険会社を経て、2010年に小宇佐・針田FP事務所を設立。ミサワホーム、トヨタホーム、ライフプラザパートナーズ、船井総研などで、講演実績あり。「住宅マネープランニング」を専門としたクチコミ集客のメソッドを体系化し、2013年は年間398件の相談依頼を受注。趣味は船釣り。

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