2021年以降の起業スタイルは「スキルシェア」型にシフトする|過去20年の社会変化から読み解く起業環境の変化

なな
なな

こんにちは!ななです。会社員時代は時間に追われる生活をしていましたが、家庭と仕事の両立を実現したく、会社員を退職後、フリーランスに転向しました。今、ウォリおさんのもとで起業勉強中です!

ウォリお
ウォリお

うぃーーーーっす!ななさん、今日時間ありますか?今ちょっとバリバリたくさんアイディア出てくる時期なんですよねー。

なな
なな

えぇ!?アイデアたくさんってすごいですね!

ウォリお
ウォリお

神がかっちゃってるのかなー、私!なんてね。まぁアイデアは思いついたときにしっかり言語化しておいたほうがいいので、話聞いていただけますか?

なな
なな

はい、今日は時間ありますので、ぜひ聞かせてください!どんな内容ですか?

ウォリお
ウォリお

食いつきイイですね!ではお話しましょう。僕が考えたこれからの時代の起業スタイルについて。

なな
なな

よろしくお願いします!

この20年で「インターネット環境」「会社に勤めることの意識」「起業に対する意識」が大きく変化

ウォリお
ウォリお

ちょっと図を書いてみました。縦軸が人生のウォンツとニーズ、横軸が商品・サービスのウォンツと二ーズです。

なな
なな

いきなり横文字登場ですね。

ウォリお
ウォリお

ああ、これは私がよく言っている欲と問題のことですよ。「欲=ウォンツ」、「問題=ニーズ」です。ところで、ななさんって、何歳ですか?

なな
なな

え?年齢ですか?アラフォーですよ。

ウォリお
ウォリお

あ、具体的には秘密ですよね。失礼しました。私よりは下ですよね。ちなみに私は2001年入社で、今年2021年だから、ちょうど4月で21年目ります。

なな
なな

おー!大台に乗りましたね!

ウォリお
ウォリお

で、最近気づいたことがあるんですよ。

なな
なな

何でしょうか?

ウォリお
ウォリお

時代が変わったな、と。

なな
なな

ほー。

ウォリお
ウォリお

大きく区分けすると、「インターネット環境」「会社に勤めることの意識」「起業に対する意識」この3つの変化です。

なな
なな

ああ、確かにそんな感じしますね!

ウォリお
ウォリお

でしょ。ちょっと時代を振り返りましょう。

インターネットは身近なものになった

ウォリお
ウォリお

まずは「インターネット環境の変化」から。昔はADSLとかそういう時代でしたよね。あとは、mixiが出てきた。

なな
なな

あ、私、大学時代、mixi全盛期でした!

ウォリお
ウォリお

パソコンも、カラフルなimacが流行っていた。そしてガラケー。今思えば、みんなガラケーでmixiポチポチやってましたよね。

なな
なな

ほんとですねー。

ウォリお
ウォリお

それが、今ではZoomでこうやって話せる時代になって、YouTubeも楽しめる。

なな
なな

ほんと、手軽ですよね。ウォリおさんとは一度も対面してませんもんね。それなのに、ご縁があって繋がって、今こうやってインターネットを介してビジネス教えていただいていますし。

ウォリお
ウォリお

当時からしたら、今って相当不思議な世界でしょうね。あとは、20年前なんて、動画を提供しようと思ったら、大きいカメラを買っててきて、それで録画。さらにビデオテープ、あ、CD-RやDVD-Rもありましたね、そういうのに焼いて、送るとか手渡すとかしか方法がなかったわけです。

なな
なな

確かに。CD焼いてましたね。

ウォリお
ウォリお

SNSもないし、スマホもない。あ、そういえば昔は有線LANでしたね。10年くらい前、持ち運び用の無線LANが出始めて、今はもうデザリングとか。この20年でインターネット環境は大きく変わりましたよね。

なな
なな

その時代を生きてきたから、特に気にすることはなかったですけど、改めて考えると本当に大きな変化ですね。

会社員も副業・在宅勤務が認められる時代へ

ウォリお
ウォリお

次は「会社に勤める」という意識の話。20年前は起業するなんて少数派で、いい大学を出て、いい会社に就職するという意識がまだまだ強かったですよね。

なな
なな

周りの友人でも、就活当時、起業するという話は皆無で、みんな公務員や会社員になっていましたね。

ウォリお
ウォリお

そうですよね。あとは副業なんて絶対ダメ!っていう。

なな
なな

副業OKっていうのは、聞いたことがなかったかもしれません。

ウォリお
ウォリお

それが今となっては副業解禁、むしろ副業推奨ですよね。あとは在宅勤務とか。そんな時代が来るとは当時は全く考えてなかったですよね。

なな
なな

当時は想像していなかった世界に一気になりましたね。

起業は珍しいものではなくなった

ウォリお
ウォリお

そして「起業」について。私は大学生の時、ぶっちゃけやりたいことがなかったんですよね。「社長になったらカッコイイかなー?」くらいの感じで起業したんですよ。

なな
なな

すごい!少数派ですよね。

ウォリお
ウォリお

その当時、起業する人っていうのは、どちらかというと「一旗揚げたい!」系の人が多かった印象ですよね。

なな
なな

確かにそういう印象あります。

ウォリお
ウォリお

私、大学時代にインターンシップをしていたんですが、そういえば当時はインターネット関連企業のインターン募集が多かったなぁ。

なな
なな

へー。そうなんですね!

ウォリお
ウォリお

一方、今はもう「必要に迫られて起業する」って感じがありますよね。本業の収入が減ってしまって副収入が必要だとか。あとは、会社側も給料が払えないから他でも働いて稼いでね、という雰囲気が出ていたり。

なな
なな

ほんとそうだと思います。私の場合は夫の転勤がきっかけでしたが、まさか自分が会社員を辞めて起業しようと思うようになるとは、驚きです。

ウォリお
ウォリお

小さなお子さん抱えながら、自分の条件に合う仕事を探すのも大変ですもんね。

なな
なな

はい。仕事は大好きだったので、独身時代は会社員を辞める日が来るとは思ってもいませんでした。でも、結婚・出産し、子育てしながら会社員として働いていく中で、いろいろな優先順位が変わっていったように感じます。

時代の変化により、起業スタイルも多様化してきた

ウォリお
ウォリお

さて、さっきの表に戻りましょう。人生のウォンツ(欲)、ニーズ(問題)に置き換えると、上部はこんな人生を歩みたいという「欲」が大きい。下部では、「会社に勤めることができない」「収入が足りない」という「問題」が大きい。世の中的には下部層のボリュームが増えてきているように感じています。

なな
なな

たしかにそうかもしれないですね。

ウォリお
ウォリお

私も起業コンサルをしていく中で、以前はウォンツ層の人が多かったんですが、今はウォンツ層とニーズ層が混在してきたな、どちらかというとニーズ層が増えてきたかな、という印象です。

なな
なな

ニーズ層は増えていそうだなと感じます。

ウォリお
ウォリお

で、横軸に移ると、商品・サービスの欲・問題。例えばエステのオーナーさんの場合、元々はエステサロンに勤めていて、いろいろなお客様と接していく中で、施術の腕を磨いて新たなサービス、たとえばアロマを取り入れたいとか、そういう意識、ウォンツが生まれてきて、起業を志した、という人が多いかもしれないですね。

ニーズのほうでは、たとえば、会社などのある枠の中で活動すると、ある一定のところまでしかお客様に価値提供ができないという問題が出てくる。だから、独立して、自分でその枠を取っ払って、お客様に提案していきたい、っていうパターンですね。結果的に、こんな感じの4象限に分けられるかんじかなーと。

なな
なな

なるほどー。

これからの起業は「スキルシェア」スタイルが主流?

ウォリお
ウォリお

私自身、どちらかというと「一旗揚げたい」系の起業家だったので、顧客に対してもそっち目線でのコメントが今まで多かったんですよね。

ただ、今の時代的にはニーズ層がものすごく増えてきているわけですよ。起業っていう言葉は「業を起こす」という意味だから「新規事業」「世の中にないもの」っていうイメージが強いけど、ニーズ色の強い人からしたら、その部分よりも、まずは「問題を解決したい」わけですもんね。

なな
なな

そうかもしれないですね。

ウォリお
ウォリお

そうなってくると、分業、すなわち「スキルシェア」っていう流れかな、と感じています。

例えば、ある新規プロジェクト案があって、その立ち上げがあるから、こういったスキルの人を集めたい。「じゃあこのスキルなら私が提供できそう」と思ったところにジョインしてもらう。そういったスタイルのほうが、ニーズ色の強い人は参画しやすくなるのかな、って。

なな
なな

スキルシェアですか。

ウォリお
ウォリお

あとは、どっちがよい悪いではなく、今までの世代の一般的な「勝ち組」「負け組」について改めて考えてみると、かつて勝ち組と言われていたのは「高学歴」で、高学歴であれば就職に困らない、という時代はあったかもしれない。でも今の20代にとって、「高学歴=就職に困らない」というわけでもない。独身・既婚で比べると、今は独身のほうが生きやすいような印象もあり、あえて独身を選んでいる人も多そう。また、女性の社会的地位が男性に比べて低かったり、シングルマザーは社会制度が整っておらず生きづらさを感じてしまう、というのもあるかもしれないです。

なな
なな

日本のジェンダー・ギャップ指数は世界121位で過去最低を記録していますしね・・・。その点は私も女性としてすごく懸念しています。

ウォリお
ウォリお

でもコロナ禍で時代は急速に変わっていますよね。今までは固定資産(店舗)を持っている人が強かったけど、それが負債になったり、都心に住むより田舎のほうがいいとか、リアルの交流からオンライン・バーチャルの交流へ、とか。

なな
なな

今までの価値観がガラッと変わってきた感じはあります。

ウォリお
ウォリお

で、なぜ今この話しているかというと、やっぱりニーズ層の人が多いから、そちらを対象にしたアイデアを出したほうがビジネスにはなりやすいと感じているんですよね。私は起業家の方の商品・サービスのプロデュース業をしているんですが、これから起業しようとしている人は、人より能力や思いが強くて「起業しよう」というより、「起業しないといけない」というニーズがあって起業する層が多い。

なな
なな

事情があって起業を選ぶ、という人も多いですもんね。私もコロナ禍での通勤を避けたく、在宅起業を選んでいます。

ウォリお
ウォリお

そうなると、ゼロから自分のオリジナルビジネスを作るというのもハードルが高いかもしれない。そうなった時にスキルシェアの場があり、「〇〇の部分、もし得意なら手伝って!」と声掛けできれば、自分のできるところからスキル提供できる、っていうビジネスフローが最適かな、と感じています。

なな
なな

ウォリおさんがおっしゃっていること、私自身も少し感じていた部分はあります。私自身、会社員を辞めてから起業についての本を読む機会が増えたのですが、本の内容はどちらかというと「社会起業家」「ベンチャー」「スタートアップ」寄りの内容を書いていることが多くて。今の私にはその強い意志がまだあまりないな、イメージが湧かないな、というのは正直ありました。

ウォリお
ウォリお

かつてはそういう起業が主流でしたからね。

なな
なな

だから、ウォリおさんがおっしゃっているスキルシェアのような「スモールビジネス」「スモール起業」のほうがしっくりくる。

私自身、将来的には「ママが自分らしいライフ&キャリアを謳歌できるような世界が作れたらいいな」というのは漠然と考えています。ただ、そこに到達するまでに具体的に自分の今のスキルで何ができるのかがわからない、というのもありました。なので、今の私はウォリおさんがおっしゃっている状態の中では「ニーズ層」に入っているんだろうなと思います。

ウォリお
ウォリお

そうなんですね。

なな
なな

実際、今までは「何も特徴ないな」と思っていた自分のスキルに対して、「これはこうやって生かせばいいよ!」とウォリおさんに教えていただくことで、少しずつ自分の可能性に気付いていっている状態です。記事ライティング、ランディングページ制作、プロジェクトの進捗管理など、今の私のスキルでも人の役に立てることって実はいっぱいあるんだなー、というのはすごく思いました。

ウォリお
ウォリお

いやいや、ななさんにはほんといつも助けてもらっていますよ。自分のスキルに自信持っていいですよ!

なな
なな

ありがとうございます。そういっていただけると救われます。

あとは、私は自分が前に出ていくのはあまり好きではなく、どちらかというと裏方で支えるほうが性に合っているので、そもそも昔ながらの「一旗揚げたい」系の起業は向いていないな、とは感じています。

ウォリお
ウォリお

うんうん、わかりますよ。私はいわゆる「一旗揚げたい系」の起業ではありますが、実は、目立つのは別に好きでも嫌いでもないんですよね。ただ羞恥心がないので抵抗なくやってるんです。

なな
なな

そうなんですか?

ウォリお
ウォリお

私はこんな格好で生活してるので「すんごい目立ちたがりの人」と思われがちなんですが、実はそんなことはなくて。

なな
なな

ええ?そうなんですか?

ウォリお
ウォリお

「前に立つ」とか「裏方」って概念に対して、ニュートラルなんですよね。どっちでもいいし、どっちでもできる。

なな
なな

意外です!

ウォリお
ウォリお

私からしたら、「赤白ボーダー服着てるだけ」ですから。街を歩いてたら声かけられますし、SNSでも「一瞬で目を奪われました!」ってメッセージもくる。こんなに楽でカンタンなことはない。ご一緒にいかがですか?

なな
なな

・・・ごめんなさい、その服着るくらいなら、毎月10,000字の記事10本書くほうが気が楽です。ホントにごめんなさい。

ウォリお
ウォリお

ですよねえ。たいていの方がそうおっしゃいます。私は赤白ボーダーにまったく抵抗がないので、需給バランスで結果的に目立つ役割が多くなります。粛々と過ごしてるだけなんですが。

なな
なな

恥ずかしくないんですね・・・。

ウォリお
ウォリお

恥ずかしくないですねえ。なので、ななさんのように積極的に前に出るのを望んでいない人であれば、無理に前に出る必要もありませんよね。私みたいに、頭のネジが飛んじゃってる人と組めばいいだけ。

なな
なな

助かります!

ウォリお
ウォリお

お客様からの信頼さえあれば十分ビジネスは成立します。今ななさんにやっていただいているのも、チームの中で業務を担当分けして、ななさんが得意な部分を担当してもらっている状態ですもんね。僕がやるより早く対応してくれるし、クオリティも高いので、本当に助かっていますよ。

なな
なな

ありがとうございます。活躍できる場をご提供いただき、感謝です!

「スキルシェア起業」「一旗揚げる起業」どちらもOK!自分に合う起業スタイルを見つけよう

ウォリお
ウォリお

今日の話をまとめると、「インターネット環境」「会社に勤めることの意識」「起業に対する意識」これらにここ20年で大きな変化が起きているっていうこと。そして、この時代の流れを受けて、これからの起業は、今までのような「一旗揚げたい」系の起業スタイルだけでなく、「スキルシェア」の起業スタイルも求められている、ということ。

なな
なな

私もまさに今、ウォリおさんが展開され始めている「スキルシェア」スタイルのビジネスに参画させていただいています。

ウォリお
ウォリお

まずは小さく「スキルシェア」の起業スタイルを通して自分のスキルや適性を見極めるのもよし。「一旗揚げる」系の起業スタイルで行くのもよし。起業スタイルも多様化してきてるってこと!

なな
なな

本当ですね!私も今後自分がどのような形で起業の道を進んでいくのか、楽しみです。これからも勉強させてください!

ウォリお
ウォリお

うぃーーーーっす!任せてください!

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