専門知識というのは、
学べば学ぶほど、
お客様目線が抜け落ちる危険性があります。
紙おむつのシェア
世界ナンバーワンの
パンパース
も、このワナに陥りましたが、
あるきっかけで、
売上を3倍にしたと言われています。
そこで、
パンパースに学ぶ
お客様目線の感動ストーリー
を、お伝えいたします。
パンパースを提供している、
P&G。
技術力には自信を持っていました。
吸水性や、乾燥性や、通気性。
技術に自信があったので、
品質を全面に出した
広告展開をしていたのですね。
しかし、売上は低迷。
そこで、
新しくプロジェクトに加わった
メンバーたちは、
世界中のお母さんたちに、
インタビューしました。
そして、
新しいコマーシャルを生み出しました。
キャッチコピーは、
「赤ちゃんのアイデアに基づき、
パンパースが作りました」
静かな賛美歌が流れる中、
パンパースをつけた赤ちゃんが
すやすや眠る映像だけが
ただ静かにながれる一本のCM。
このCMによって、
世界中のお母さんたちは、
「P&Gが自分たちと
同じ価値観を持った企業だ」
と共感したのです。
吸水性や、乾燥性や、通気性も大切。
しかし、ママたちにとって、
一番大切だったのは、
「赤ちゃんがすやすや眠れるかどうか」
だったのですね。
「赤ちゃんのアイデアに基づき、
パンパースが作りました」
というキャッチコピーが、
功を奏しただけでなく、
「世界中のお母さんたちに、
インタビューしました」
という事実が、
この感動エピソードとして
語られる材料となる、好事例ですね。
あなたは、
「お客様目線」抜け落ちていませんか?