『どんな悩みでも、相談に乗りますよ』と言ってしまうことで、
「何が強い人なのかが、伝わらない」
「『何屋さん』か、わからなくなってしまいまう」
という問題を抱えていました。
これは、つきつめると、私たちのビジネスの目的は何か?ということになってくるんです。
ここがずれてしまうと、お客様とはお互いにずっと分かり合えないのです。
わかりやすくいうと、「お客様は自分の問題や悩みを解決したい」でも、その一方、「売り手側は、商品を買ってもらえればそれでいい」と思っていたとしたら。
商品を買ったお客様が、実は売り手は、『ただ、売りたいだけだった』となってしまったら。
もしOさんが、お客様だったらどう感じますか?
少額ならまだしも、商品が高額だったら、クレームになったり、その不満が口コミされたりと、売り手側にもダメージが大きくなります。
これでは、お互いにいい関係ではないですね。
ビジネスというのは、規模の大小を問わず、買い手と売り手がお互いにいい関係でないと、成り立たないんです。
当たり前のようですが、お客様が不満を抱えてしまってるケースも少なくないんです。
そうなると、売り手とお客さんの関係は、長く続かないわけです。
お互いに分かり合えない。
それどころか、出会わなければよかったという、本末転倒な結果になってしまうかもしれません。
お客様とそんな関係にはなりたくないです。
小宇佐:
「それです!
お客様はなぜ商品を
買うのか?
答えは単純なんです。
『自分の欲を満たしたい』
『自分の問題を解決したい』
ここに行き着くわけです」
Oさん:
「なるほど!」
小宇佐:
「では、話を戻します。
私たちの
ビジネスの目的は何でしょうか?」
Oさん:
「お客様の欲を満たすことと、
お客様の問題を解決すること」
小宇佐:
「そうです!」
しかし、
売り手は、
『どうやったらこの商品が
売れるか』
ということばかり考えてしまうのです」
Oさん:
「そうですね・・・。
私もそうだったかもしれません」
小宇佐:
「ビジネスの目的は、
お客様の欲を満たすことと、
お客様の問題を解決すること
というわけです。
ということは、
お客様の問題を解決すること
最初にやるべきことは
なんだと思いますか?」
Oさん:
「最初にやるべきこと・・・」
Oさんの眉間には、
またシワがよるのでした。
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